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2007年5月25日 (金)

報道は正確にお願いします

本日、Yahooニュースにて、「著作権侵害、女子十二楽坊に賠償命令下る―江蘇省南京市」というニュースが報道されました。(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070525-00000010-rcdc-cn

このニュースに関しては、こういう報道もあります。「女子十二楽坊コンサート楽曲無断使用で賠償金2万元」(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070524-00000030-scn-ent

同じ出来事を伝えているニュースですが、前者は「女子十二楽坊が著作権を侵害した」、後者は「女子十二楽坊公演の主催者が著作権を侵害した」という内容になっています。

現在は各国に音楽著作権協会(日本ではJASRAC)があって、著作権所有者と信託契約を結んで著作権を管理しています。これは、著作権所有者が非常に多いので、使用者、著作権所有者それぞれの事務手続きを簡単にすることが目的です。

コンサートを行う場合、楽曲使用者は使用料を公演を行う国の音楽著作権協会に支払い、協会はそれを著作権所有者に分配するという仕組みです。

今回の中国音楽著作権協会が問題としたのは、昨年1月3日に女子十二楽坊が行った公演で、王洛賓さんに著作権のある曲を許可を得ずに演奏したということですが、著作権協会に許可を得なければならないのは主催者側であり、著作権料も主催者側が払わないといけません。(あくまでコンサートなどの話で、CDを作成する場合では無いです。)

日本のJASRACのページにこの説明がありますが(http://www.jasrac.or.jp/info/event/pop.html)、これを読むと公演においてはその主催者が著作権料を支払うものだということがわかりますので、前者のニュースの論調はおかしいということがはっきりしています。

楽曲を演奏することを認められていないというなら、中国音楽著作権協会は、女子十二楽坊の中国国内での全てのコンサートにおいて問題として提訴するはずです。

今回のことはあくまで一つのコンサートにおいて、主催者側の使用許可と著作権の支払いに落ち度があったということであって、女子十二楽坊側には落ち度がないと私は判断します。

このような誤解を受けないように、報道は正確に行って欲しいと思います。

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コメント

私が記事を読む限り、
これは正確に報道していると思います。
訳も的確に要領よくまとまっています。

むしろ興味深いのは
採譜をした王洛賓に著作権があると判断したことで
今後、王洛賓作詞・作曲と明記されるということです。
ただこれは、3審までいくのではないかと思いますが。

然然さん、コメントありがとうございます。

中国での報道記事は読んでいませんので、その点は了承いただきたいのですが、然然さんが言っていらっしゃるのは、後者の中国情報局の記事の事ですね。私はそちらの記事は若干タイトルに紛らわしさはあるものの、記事の内容については問題にしていません。

問題があるのは前者の記事で、あたかも女子十二楽坊が著作権に違反したと読めます。これはどうみても正確な訳ではありませんね。この二つの記事の出元がそれぞれ中国の異なる記事だとすれば、後者の女子十二楽坊が著作権を侵害したという報道自体が間違いです。

本文にも書きましたが、コンサートにおける著作権料の支払い義務は、女子十二楽坊やスターディスクではなく、主催者側にあります。著作権を侵害したのは主催者側になりますので、それを読んだ皆さんが理解して欲しいと思います。

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